直接法現在の基礎【フランス語・発音音声付き】

直接法現在ってなに?

直接法現在は、事実を淡々と伝え、話している現在でも通用することを伝えるのに使われるのが基本です。簡単な使いどころは以下をご覧ください。

現在において正しいこと

恐らく、フランス語の直接法現在というのは、接続法などの法の違いを除けば、日本語で『〜は〜です』『〜は〜にいます』『〜は〜している』のように現在を話す時の感覚とよく似ています。

J’habite à Sapporo.

私は札幌に住んでいます

この場合、昨日も札幌に住んでいたでしょうし、きっと明日も1週間後も札幌に住んでいるでしょう。でも、とりあえず話している現時点で『札幌に住んでいる』というのは話し手にとって事実なので、直接法現在を使います。

永久、遠い昔でも遠い未来でも変わらないこと

これは『現在において正しいこと』と被りますが、1年前や100年前からに限らず、1万年前、1億年前からずっと続いている事実、そして、この先ずっと続くような事実、そんな壮大なものも直接法現在を使います。

L'hydrogène est l'un des atomes.

水素は原子の1つです

水素が原子の1つであることは、物理の法則が変わりでもしない限り、永久的に変わらない事実です。

ごく短期間で通用することにも

例えば『今、テレビを見ている』や『今、食器を洗っている』といった現在において正しても、一時的なものは、英語では現在進行形を使い、現在時制とは区別しますが、フランス語ではこういったごく短期間の一時的なものも、直接法現在を使って表現します。

Mon petit frère se brosse les dents en ce moment.

私の弟は歯を磨いている

『今、歯を磨いている』といった場合、遅くても10分くらい経てば、歯磨きを終わっているでしょう。こういった短期間で、進行中の行為も直接法現在を使います。

定期的なこと

定期的に行われるような習慣なども直接法現在を使って表現します。

Je me promène dans un parc voisin tous les dimanches.

私は毎週日曜日近くの公園で散歩しています

上の例文の場合、散歩をしているのは毎週日曜日だけです。日曜日に散歩しないときがあったり、別の日にする場合もあるかもしれませんが、たいてい日曜日に散歩をしているなら習慣です。

この話をしているのが、散歩しない日の水曜日だったとしても、日曜日に散歩するという習慣が継続されていることには変わりないので、現在においても事実だと言えます。

継続開始時点を含めて話すこと

直接法現在は、現時点において継続していると言えるようなことであれば、なんでも話します。現在継続していることを『何年前から〜』『何年から〜』と開始時点も含めて話す場合にも、直接法現在を使います。これは英語では、現在形ではなく、現在完了や現在完了進行形を使って表現します。

J’habite à Sapporo depuis trois ans.

私は3年前から札幌に住んでいます

上の例文では、最初でご紹介した例文に『depuis trois ans(3年前から)』を追加したものです。このように、過去の時点を含めて継続を伝えたとしても、直接法現在を使います。

ほぼ確実な未来

未来の出来事を語ることになりますが、その出来事がほぼ確実に起きると感じていることは、たとえ未来であっても直接法現在を使います。

Je vais me faire couper les cheveux demain à 17 heures.

私は明日の17時に髪を切りに行く

髪を切りに行くとき、予約もしていれば、ほぼ確定的な未来の出来事となります。これを話している現在というのは、その確実な予定へ進んでいる状態になります。その状態が現在継続されているので、直接法現在を使います。